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大会分析第2回:杜の都CS

公開された大規模大会の情報を話のネタに最近実戦の足りない僕があれこれ憶測で語っていくシリーズです。

それでも流行りのデッキや、そこで採用されている既存デッキと違うギミック(僕で気付く範囲なんですが)の把握にはそこそこ役立てるんじゃないかな?そうなれば嬉しいなと思います。

ちなみに、この環境での自分の主な使用デッキがシャドール魔導と白黒シャドールでちょっと試したことがあるデッキがテラナイト、電池メン、黒IFなので、自然とシャドール目線によった見方になってそうです。

では第二回いきます!(二回目なので前回より強気で!)

杜の都CSホームページ

ルール

・予戦4回戦(スイスドロー)本戦4回戦(上位16人によるトーナメント)

・予選3回戦までは1-1の状態で時間制限になるとEDに突入せず引き分け(1-0で迎える2本目のETは行うらしい)

ET中のエクストラデッキ以外のカードによるライフゲイン・バーンは適用されない(例としてダイヤモンドダストの破壊処理は適用されるが、バーンは適用されない。)

分布データ

参加者127人

シャドール40  (セフィロン29、ノーマル5、白黒4、ライロ2):31.5%
テラナイト32(光天使23、純9):25.2%
青眼征竜18:14.2%

その他36

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円グラフは別で見かけたので棒グラフでいきます()。

遊戯王時事ネタ : 環境の変化 杜の都CS デッキ分布 使用率など

↑最近偶然見つけたブログで僕とは違った考え方で環境を分析していてなかなかおもしろいと思いました。

その他の詳しい分布

電池メン4
インフェルニティ4
マドルチェ3
聖刻征竜3
魔導2(シャドール魔導の可能性あり)
ラヴァル2
ヴェルズ2
パーデク2
炎王2
以下1名
武神
竜星
バーン
SDD
セイクリッド
ゴーストリック
ペンギン
忍者
AFOP
六武衆
ガジェ
先史遺産

読み取れること

運営でシャドールでも白黒型セフィロン型と型違いのデッキを別のデッキとして細かく集計しているのがなかなか良いと思いました。

一週間前のカード王CSでは、征竜がシェアTOPとなっていましたが、ここでは大きく違った結果となりシャドール(特にセフィロン型)が多く、テラナイト(特に光天使型)、征竜とつづいていき他デッキは1〜4人程という分布となっています。

また、カード王では(理由はよく知らないけど)少し多めだったマドルチェもここでは少なめです。

上位の、シャドール、テラナイト、征竜の3デッキで分布の約70%を占めており環境が固まってきている感じがあります。

光天使

今までデッキ分布でも光天使の有無でテラナイトと分けて集計している大会が少なかった(?)ので、ちらほら結果は出ているものの、どれくらい使われているのかはよくわからないテーマだったと思います。

今回のCSでは今まで目立っていたハルベルト入りの純テラナイトより多く使用されているというデータが公開され、光天使型だけで征竜のシェアを抜き入賞までしています。

ということでなかなか無視できないデッキとして存在感を放っています。

光天使とセフィロンについて

↑今度光天使とシャドールのセフィロンについて軽く解説した記事を暇なとき覚えてたら書いてここにリンクを貼ろうと思います。(こう予告すると書かないことが多いですが)

背景

各デッキが流行ったり廃れたりしている背景を考えてみましょう。

メインサイクの減少

堕ち影や針虫といったフリーチェーンの罠を何枚も積んだシャドールがTOPに立っていることで伏せに無闇なサイクを打つと簡単に損をしてしまう危険があります。ということでメインのサイクロンが減っています。(他にも理由はあると思うけど)
これはリビングデッドを邪魔されづらいところと罠を割られづらいところで光天使テラナイトにはなかなか都合が良いことなんじゃないか?と思います。
マドルチェが一瞬ちょっと多かったのもこれは関係ありそう?

シャドール以外で採用される罠

やはりTOPのシャドールには激流葬が効きづらいため激流葬の採用率がシャドール以外のデッキではそんなに高くないです。(今回1位のシャドールには採用されていたり、そういう自分も評価していたりシャドールではけっこう採用されているイメージですが、他デッキはミドラーシュを突破できる罠が優先されて入らないことが多い(というか多かった)と思います。)
逆にシャドール以外でよく採用されているのがミドラーシュを突破できる脱出、幽閉、ブレイクスルーで、ブレイクスルーは置いておいて脱出幽閉が光天使にとってはかなり相性が良い罠です。
これは光天使の流行と関係あるんじゃないかと思います。

ただ

ただこの杜の都CSや翌日の蒲田杯で光天使が派手に結果を出してから急に「セプタースローネを規制するべき!」というような声も聞こえるようになってきたので、強いという認識が浸透していなかっただけで環境がどうこうの前にパワーがあるカードなのかもしれないとも思います。(あまり触れてないのでそこはよく知らないんですね)

 

入賞デッキの特徴

構築で目立っていると思った点をまとめていきます。

 

優勝、雨丸さん:シャドール(セフィロン

杜の都CSホームページ デッキレシピ 優勝 雨丸

テラナイト○×○

IF○×ET○

シャドール○○

テラナイト○○

決勝T

炎王○○

テラナイト○○

白黒シャドール○×○

テラナイト○ET○

8-0

綺麗にまとまっている構築に見える。デッキが42枚。

・虹クリ、ADチェンジャー、超電磁

光素材になれる単体での性能が良い3枚が揃って入っている。

・針虫、終末、マスマティシャンなし

シャドール以外の初動になるカードがバンデッド3のみ

・ドラゴン3、ファルコン2

ドラゴンは1,2枚の構築が多いと思うがここでは3枚。また最近ではこの構築に限らずシャドール部分を減らす場合(単体で初動にならないカードということで?)ファルコンを減らしていることが多くなってきているように感じる。

記載のミスだったそうです (汗)

 

準優勝、テンペストさん:光天使テラナイト

杜の都CSホームページ デッキレシピ 準優勝 テンペスト

テラナイト×○○

魔導○○

聖刻○○

征竜○×○

決勝T

征竜○○

シャドール×○○

テラナイト○○

シャドール××

7-1

綺麗にまとまっている構築に見えます。(ボキャ貧)

・ヴェーラー 2、トリシューラ

・スローネ2

光天使はこれを引いたときに弱そうなのが気になっていたので2枚で回せるならなかなか

・ソウルチャージ3

・謙虚2

 

3位、マルさん:白黒シャドール

杜の都CSホームページ デッキレシピ 3位 マル

・ドラゴン1、ファルコン2

・終末2、マスマティシャン0

・忍び寄る闇2

白黒型ではデフォになってきている。

・サイド王宮の牢獄3

珍しめなカード。(ちなみに調べて見るとカード検索に載っているシャドール登場後の大型非公認では、ヴェルズとマドルチェの2件しか採用されていない。)

征竜、テラナイトという流行りの2デッキを見れるカードということだろうか?

シャドールの蘇生カードはファルコンのみなので自分への影響が小さいわりに、征竜、デブリ、レダメ、アルタイルといった動きの主軸になるカード+リビデ、ソウルチャージなどのよく使われるパワーカードにチェー ンして簡単に1:1交換ができ、維持すればそれ以上の抑え込みも狙えてたしかに良さそう?

 

4位、ぶちょさん:光天使テラナイト

杜の都CSホームページ デッキレシピ 4位 ぶちょ

聖刻○○
シャドール○-
光天使星因子○×○
征竜○○
決勝T
AF電池メン○×ED○
聖刻征竜○○
光因子××
シャドール×○×

6-2

フォトン・スラッシャー1

恐らく増援から持ってくるレベル4。ハルベルトが流行り減っていた気がする・・というところまで書いてハルベルトの情報が出たのはデネブよりかなり後だけど発売したタイミングは同時であることを思い出した。

・ソウルチャージ2

・宣告、警告、奈落2、脱出3、聖杯2、ブレスル1、幽閉1

脱出3、ブレスル3、幽閉2の2位の光天使テラナイトと比べるとかなり違う罠構成。どんな罠が主流になっていくのだろうか?

・サイド賢者の聖杯1

インゼクターの時代に使われていたような気がする。ミラーでデネブを蘇生すればサーチしたカードとエクシーズできるので処理できずにエンドフェイズに相手に返す展開にはなりづらいし、それを素材にして出したエクシーズの素材を外さなければ相手の墓地からデネブを1枚消してアルタイルの妨害をできるしでミラーでなかなか強そうかも。

スローネが腐る事故も相手の墓地にセプターやスローネがいればこのカードで解消できるかも。

・サイド透破抜き2

使い方をよく知らないサイドカードを全部考えていくとけっこう大変な気がしてきた・・()

・サイド異次元グラウンド2、永続罠なし

シャドール以外の異次元グラウンドはそこそこ珍しい気がする。(暗闇ミラーや王宮の号令の方が威力があると思われる)

このデッキはテラナイトでは珍しくサイドにシャドールを見る永続カードなしの構成となっている。

 

ベスト8、Yukiaさん:聖刻征竜

杜の都CSホームページ デッキレシピ 8位 Yukia
征竜○○
シャドール○○
光天使星因子××(テンペストさん)
ヴェルズ○○
決勝トーナメント
シャドール○○
光天使星因子×ET×
4-2

・罠:月の書1、脱出3、ブレスル3のみ

採用されている罠がフリーチェーンでミドラーシュやコアドラを突破できるもののみとなっている。

・サイドお触れ3

相手するときにはお触れで詰まないようにしたい?

 

ベスト8、シーアーチャーさん:白黒シャドール

杜の都CSホームページ デッキレシピ 8位 シーアーチャー

征竜○○
竜星○×ー
シャドール(セフィロン)×○○
シャドール(セフィロン)○○

決勝T

征竜○○
白黒シャドール×○×
4-1-1

・忍び寄る闇1、終末なし

・サイド王宮の牢獄3

3位の白黒シャドールにも3枚投入されている。流行っていくのだろうか?

・サイド和睦の使者2

 

ベスト8、ネルさん:光天使テラナイト

杜の都CSホームページ デッキレシピ 8位 ネル

・ソウルチャージ3

・強欲で謙虚な壷3

 

ベスト8、きたろーさん:シャドール(セフィロン

杜の都CSホームページ デッキレシピ 8位 きたろー

・マスマティシャン2、フェリス1

マスマティフェリスシステムを組み込んでいる。

・サイドミラーフォース1

・サイド王宮の牢獄3

 

 全体的に

全体的に見た感想を書いていきます。

異次元グラウンド

シャドールのサイドで最近流行ってきています。
この大会で入賞したシャドールを見ても
1位:3枚、3位:2枚、ベスト8B:2枚、ベスト8D:0枚
とやはり流行っています。
相手の融合にあわせると
相手の融合にあわせて使うと素材が除外されるので本来回収できるはずのアドバンテージを回収させず、出てくるのがミドラーシュでもネフィリムでも1:2交換できます。
さらに相手が出した融合モンスターをリリースしてビーストをセットして相手にデッキ融合させないプレイをしようとしていた場合、リリースした融合モンスターの回収効果も発動させません。ヘッジホッグを融合素材にしてビーストをサーチしようとしていた場合はそもそもビーストを手札に加えるのを止めます。
ということでデッキ融合をさせないための融合モンスターリリースセットビーストの動きがよくあるミラーでは、単純に1:2交換するだけでなくビーストセットまで妨害するのでかなりの威力になる。
そんなかんじでしょうか?(流行りだしてから脳内でしか決闘してないのでよく知りません)
他にも堕ち影やバンデッドなど刺さるポイントはけっこうあるのでなかなか強力だと思います。
暗闇ミラーや号令、裂け目などの入るデッキには素直にそちらを優先した方が強そうな感もあります。

 D.D.クロウ

これも今回かなり採用されています。入賞デッキで見てみると
1位:2、2位:2、3位:1、4位:2、8位A:2、8位B:1、8位C:メイン1、サイド2、8位D:2
となってないます。どうしてなのかーというと今の自分には書けなくてなんとも・・。

その他

見かけたこの大会に関するブログの記事のリンクを貼っていきます。
2位のテンペストさん
4位のぶちょさん

ベスト8のシーアーチャーさん

REDの放課後日記 杜の都CS レポ

NOT光天使テラナイト
 

参考

杜の都CSホームページ

遊戯王時事ネタ

雨丸 (rainmalk) on Twitter

テンペスト (tempe443) on Twitter

ぶちょ (geschwistern) on Twitter

シーアーチャー (seaarcher) on Twitter

Yukia (yukia12240303) on Twitter

まとめ、近況

どこかで個人成績やブログを僕が見つけられた場合は載せるようにしましたが、中途半端で微妙に感じられたり、勝手に載せると不都合があったりする場合は教えてください。逆に情報を提供していただけるのも嬉しいです!

何か改善した方が良さそうな点や目立つ誤字、勘違いなどがあればどうぞ^o^