先週読んだ本です。
クルマは家電量販店で買え!
著:吉本佳生(1963) 発行:2008/11/7
本は著者の世代と書かれた年が重要な気がしたので、そこは欠かさず載せていくことにしました。
読んだ経緯
著者の前作の「スタバではグランデを買え!」を昔読んでおもしろかったので、図書館でたまたま見つけたこれも読んでみました。
経済の仕組みについて身近な例で例えてわかりやすく説明していく本です。
スタバで強調していた、「取引コスト」と「価格差別」、「追加コスト」(DAISOの製品は本来工場が遊ばせているはずのリソースで作るから安いみたいな)「規模の経済性」の話が出てきます。
あとは新しい例え話がいろいろ出てきたり、学歴に対するコストが高すぎるなど、具体的な主張がいろいろ入っています。
例はわかりやすいです。
①軽は自動車税が安いから小型乗用車に比べてお得
↓加えて
②軽の自動車税が安いことで競合するコンパクトカーは、本体価格をかなり安くせざるを得ないから、コンパクトカーはお得。
という話が出てくるのですが、けっこう納得しました。
あとは、派遣社員が契約社員になると時給ダウンする話(一物一値)、性能の劣るSDカードが高い話(規模の経済性)、印刷機とコピー用紙の話(価格差別)、ランチタイムとディナーの価格差の話(追加コスト)が印象に残っています。
前作のスタバと語っている理論はかなり被っていて、時事ネタも12年前のものでまあいいかなと思って、100ページくらいは念入りに読んで、残り180ページくらいは流し読みにしました。
前作の内容をおさらいできて良かったと思います。