「値引きして売れるなら捨てるよりマシ」は本当か?

「値引きして売れるなら捨てるよりマシ」は本当か?

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発行:2010/6/10
著者:古谷文太
1965年生まれ。株式会社百家堂社長(著者が立ち上げた、コンバージョンEVなど車関連の事業を行なっている会社のようです。会社のHPは今見たら無くなってました・・・。)米国公認会計士。技術経営学修士早稲田大学

コンバージョンEVについて全く知らなかったのでネットで調べてみると、ガソリン車のエンジンとガソリンタンクをモーターと電池に置き換えてEV化した車を指すらしいです。
見た目のかっこいいヴィンテージカーをEV化すれば、動力以外はそのままに修理用の部品が入手困難だとか最新の車より燃費が悪いだとかの問題を解決できるのでなかなかおもしろそうだと思いました。

感想

タイトルを見てコンビニが売れ残った食品を値下げせず廃棄しているように、安易に安売りしない方が値下げを待たれなかったりブランド価値が下がらなくて良いみたいな話なのかな?と思って読んでみたらそういう話ではありませんでした()
※コンビニの廃棄についても触れられています。

※ちなみにコンビニで売れ残りを廃棄する理由もよく知らないので調べてみたところ、フランチャイズ元とコンビニオーナーで利益を分割するときに廃棄を原価に含めない仕組みになっていて値下げより廃棄してもらった方がフランチャイズ元が設かるようになっているらしいです。そっちも思っていたような理由だけの単純な話では無いようです。

news.yahoo.co.jp

読んで驚いたのですがこの本は小説形式になっていて、アパレルメーカーの経営企画室に所属する主人公が先輩から教わったこんな表↓を使ってお金に関する難しい判断を単純化して解決していく物語を通して、損得を考えて経営判断する手法を学べます。

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過去に払った費用は考慮しないとか固定費と変動費に分けて考えるとか基本にかなりページ数を使っているので、他にこの手の本を読んだことがあると簡単すぎる印象になってしまうかもしれませんが、伝える内容を絞ってカジュアルに読んでもだいたいわかるように構成されていて、読むべき人には良い本だと思いました。
ここらへんの概念はあまり意識できていなかったので意識してみようと思います。
・投資の寿命
耐用限界や技術の陳腐化で投資し直さなければならない時期を考慮
・割引計算
期間の長い投資を考えるときは金利の関係で現在の100万円>未来の100万円であることを考慮
・感度分析