前回渋谷CSのレポを書き、採用カードについて語った動画を紹介しました。
今回はマシンガジェットがTGガジェットに比べて優位な点を書こうと思います。
【前回】
マシンガジェ 対戦日記、チームメイトのデッキ紹介 渋谷CS6-1-1 優勝 - 遊戯王書いてく。
TGガジェとマシンガジェの相性の違い
マシンガジェはTGガジェと比べて各デッキとの相性がどうなるか?
こう考えています。
戦いやすくなるに分類しているデッキは、デッキ枚数多めのTGガジェだと安定して勝ちづらいですが、マシンガジェなら寄せれば何とかなるんじゃないかと思っています。
※カラクリはTGガジェより戦いやすいだけで有利ではないと思います。
勝ちづらくなる欄のデッキは、マシンガジェだとTGガジェより意識してない時の勝てなさがUPします。構築を寄せればどうにかなるんじゃないか?という認識です。
無理とは言いません。
TGガジェより良い点(デッキの特徴)
どうして相性が変わるか?それにはこのあたりの性質が影響します。
・相手のペースに合わせず攻め込める。
・不意打ちができる。
・ゴリ押しでライフを削って勝つパターンを狙える。
これに対し、TGガジェはストライカーの効果の都合で相手モンスターがいないと派手な展開ができません。
※逆に相手の場にモンスターがいない状況ならガジェットによって罠で損しづらい攻め方でコツコツライフを削っていけるので、TGガジェもやはり噛み合っていて良いデッキです。
またTGガジェはストライカーをガジェットとシンクロするとそのターンできる動きが無くなるので、自然に動くと召喚権以上の動きができません。
対してマシンガジェは相手の場の状況に関係なく召喚権以外の動きとしてフォートレスを展開できます。
なのでTGガジェットと違って、今なら攻められそうだなと隙を見つけた時、もしくはリスクはあるけど今攻めないと負けるなと判断した時に自分の好きなタイミングで攻め込むことができます。
ここが大きな違いです。
そのため、まっとうに長期戦を挑むと勝ちづらい相手に対して、ゴリ押しでライフを削って勝ちを狙えるのがTGガジェより優位な点です。
そうしてチューン次第ではTGガジェでは勝ちづらい相手にも勝てるようにできます。
これだとイメージしづらいと思うのでもうちょっと具体的に各デッキ対面を考えていきます。
各対面がどう変わるか?
代表で3デッキ見てみます。
vs純代行天使
クリスティアやお触れを使ってくるデッキです。
このデッキに対しては自分のタイミングで攻められる長所が活きます。
クリスティア+ヴァルハラの構えは除去してもクリスティアがデッキトップに戻ってまた出てくるので地砕きなどで除去したらそのターンの内に勝負を決めたいです。
TGガジェだとそれをやりたくてもライフをいっきに削るのが難しかったり、クリスティアを除去するとストライカーの条件を満たせなくなって展開できなかったりするので困難です。
対してマシンガジェならクリスティアが出るまでにある程度ライフを削っておくことで、クリスティアを出されても一瞬どかしてその隙にフォートレスを展開してライフを削り切る勝ち筋を狙えます。
またお触れを使われた時、マシンガジェットならお触れを割らずに罠を無視してゴリ押しでライフを削りにいく選択肢を持てます。
vs暗黒界
マシンガジェットは暗黒界に不利というのが通説ですが、暗黒界に寄せたマシンガジェットは暗黒界側の構築によってはむしろ有利になります。
デッキ相性に絶対はありません。
暗黒界は不安定なデッキなので、先攻の動きに干渉できるDDクロウとヂェミナイデビルを多投して相手の初動を潰して、もたもたしている間にさっさとライフを奪いきる構築にするのが有効です。(相手の構築によって変わるかもしれないけど)
デッキ枚数多めのTGガジェットと比べマシンガジェットはデッキ枚数を少なくすることでDDクロウ、デェミナイデビルを引きやすくできるし、相手の隙を見つけたら相手が調子を出す前にフォートレスを投げてライフを削りにいけるので、そのプランをやりやすいです。
さらに細かく意識する内容は去年記事で書いています。
トリシューラ狙いは幻を追いかけている
ちなみにTGガジェで暗黒界に対してトリシューラを出して勝ちにいくのはけっこう難易度が高いと思っています。(幻は若干誇張した表現でトリシューラで勝つゲームはそこそこあると思うけど)
時間をかけてストライカーワーウルフを集めて、その間に引かれたスキドレやウイルス、墓穴の道連れなどの妨害をかいくぐってトリシューラを通すのはかなりハードルが高いです。
vsTGガジェ(不利)
貪欲な壺多めのTGガジェとメインギミックのぶつかり合いをするとなかなか苦戦します。
自分より上手い人のTGガジェにはなかなか勝てない印象を持っています。
TGセットやトゥルースでライフを守られてゴリ押しが通らず長期戦になり、貪欲な壺の枚数差でアドバンテージ負けするというのがよくある負け方です。
構築次第でこれも覆せるのかもしれませんが、他のデッキにも万遍なく勝てるように組むと不利になると思っています。
なので今回の大会も一番当たりたくない相手はTGガジェでした。
※ただしこれは自分が浅いだけで逆に勝ちやすいプランもあるのかもしれません。
今回マシンガジェットで行こうと思った理由
①苦手なTGガジェの一強感が昔より薄まった(ちゃんといるけど)
②TGガジェだと苦戦するお触れ純代行天使が増えた
③ワーム、お触れクイックなどTGガジェだと微妙に苦戦するマイナーデッキがそこそこ存在感を増してきた
④マシンガジェットがTGガジェットの劣化だという意見をいろいろなところで聞いてチャンスを感じた
これらの理由から今のタイミングならTGガジェットよりマシンガジェットが良いんじゃないかと思いました。
TGガジェットの劣化説
6月中頃にXでフォロワーの方が作っていたこのTierリストを見て逆にチャンスを感じたりしました。(実際TGガジェの方がはるかに良い結果を残しているので、このTierは合っていると思います。しかし、チャンスが転がっているなと思いました。)
僕は以前TGガジェット、マシンガジェットの両方で数百マッチ戦っていて、改めて練習しなくてもどちらも同じレベルで使える感覚と、どちらも強さはそこまで変わらない感覚を持っていたので、ここまで微妙なデッキに見られているならマシンガジェを使った方が良いなと思いました。
TGガジェとマシンガジェは似ていますが、効くカードがだいぶ違います。
※いくら意識が薄くなって環境に刺さっていそうでも、使いこなせないデッキを持ち込んでも勝てないので、たくさん練習した経験があった~というのは大きい要素です。
ちなみに
後から知りましたが、TGマシンガジェ読みのサイチェンをされていて有利に戦えた試合もあったようです(笑
※TGの入っていないマシンガジェ相手は基本収縮より次元幽閉の方が強いです。
(収縮をフォートレスに打ってもフォートレスの戦闘破壊時の効果で損するため)
マシンガジェ記事は以上です!
ではまた