最近TGガジェットとマシンガジェット両方を使うことで、どういう使い分けをするのが良いか見えてきた。
リビデの話に続いて軽い話を書こうと思う。
話の前提のレシピ
先週の大会後一週間、マシンガジェで6-1、ワーウルフ多めのTGガジェで15-1していてけっこう調子が良い。ちなみにTGガジェは15連勝して1敗したところなので上振れしすぎた分、続けたら3,4連敗くらいはするかもしれない。
そのレシピはこんなかんじ。
マシンガジェ
前回、デッキ枚数少なめのTGガジェットの利点を語ったけど、それをそのままマシンガジェットに置き換えたイメージ。前載せた2-4レシピよりしっくり来ている()
ラッシュライノ型TGガジェ デッキ枚数を減らす意味 第15回寒波亭2-4() - 遊戯王書いてく。
ワーウルフ多めTGガジェ
貪欲3型を試してみたくてアイスさんの構築のメインを丸コピーしてサイドに今自分の中で評価が高い地砕きとサイバードラゴンを増量した。
アイスさんもマシンガジェとTGガジェについて書いている。今回はこれと被らない内容で書こうと思う。
この2つの構築以外にもデッキ枚数が多いマシンガジェット、ワーウルフ少なめのTGガジェット、TGマシンガジェ、40枚で貪欲3枚のTGガジェも入賞していて、どれも強いデッキだと思うけど、今日はこの2つについて書く。
デッキ枚数の違い
アイスさんも書いているとおり、貪欲3のTGガジェットは、貪欲とトリシューラというどのデッキにも刺さる強力な動きを持っている。自分の強い動きを押し付けるタイプのデッキなので、特別意識していない環境外デッキにも勝ちやすい。さらに採用率の高い奈落幽閉を腐らせる立ち回りができるのでメイン戦で特に強い。
流行ってるだけあって強いデッキだ。
それに対しマシンガジェットの良さは、デッキ枚数を少なくできることにあると思う。
・サイドチェンジしたカードを引きやすいのでサイドカードが試合に与える影響を大きくできる
・神の警告と激流葬以外の罠が効きづらいデッキ(カラクリ、六武衆、ジャンド)に対して有効な罠の比率が上がる
・初手ガジェット2枚率はデッキ枚数が少ない程高くなるので、0ガジェよりも被ってでもガジェを引きたい対面で戦いやすくなる(ガジェミラーなど)。
TGガジェットでもデッキ枚数は減らせるんじゃないか?
過去fumiさんが40枚のTGガジェットで入賞しているし(引用参照)、自分だって前回は41枚のTGガジェットを大会に持ち込んだしその方向性でも十分強い。
ただ、基本はデッキ枚数を減らして組むにはマシンガジェットの方が向いている。
当たり前のことを書くけど、TGガジェットはデッキ枚数を多くしないとモンスターが手札で被る確率が上がってデッキパワーが落ちる。対してマシンガジェットならガジェットが手札で被ってもそれをマシンナーズ・フォートレスに変換してライフを詰めることができるので勝てる手札になりやすい。
マシンガジェでデッキ枚数多めにするのはどうか?
自分が以前準優勝したのも43枚のマシンガジェットだしもちろん強いと思う。けどデッキ枚数が少ない方が有利な点に気付いてからは枚数の少ないマシンガジェを推している。
(参考)
今回のマシンガジェ構築について 第13回寒波亭 準優勝 - 遊戯王書いてく。
vsカラクリの勝ちやすさ
ガジェットはカラクリに対して不利だとされているけれど、デッキ枚数を少なくして採用カードを寄せればある程度やれる感覚は掴めている。
41枚TGガジェの練習時の戦績集計を見るとカラクリにはマッチ11-5。
カラクリは環境デッキの中でもかなりプレイが難しいデッキなので本当の相性は正直わからないんだけど、少なくとも普段使ってない人が環境読みで持ってきたカラクリを返り討ちにすることはできると思う。okami-no.hatenablog.com
血の代償のパワーの違い
マシンガジェの血の代償はTGガジェの血の代償よりパワーが落ちると考えている。
TGガジェならナチュル・パルキオンで罠を封じながら展開したり、展開に罠をもらっても3積みの貪欲な壺でデッキのガジェを回復できる。
しかし一般的なマシンガジェは貪欲な壺が少ないので血の代償展開で罠を踏むと復帰が難しく、ナチュルパルキオンで罠を楽に踏むこともできない。
マシンガジェにしてデッキ枚数を減らせば血の代償を引きやすくなるけど、代償が通っても勝てないパターンが増える。
引きやすさと通った時の勝ちやすさをトータルで見るとTGガジェの方がメイン戦の時点では血の代償を使いこなせていると思う。
しかし、サイド後は相手が砂塵の大竜巻など代償を割れるカードを増量してきて代償が通りづらくなる。今度は逆に代償が通らず貪欲が浮くパターンが増えるため、その視点での評価はマッチ単位で見るととんとんになると思っている。
結局どちらが良いか?
どちらのデッキも本当にどうしようもない弱点は無い。魔デッキは運で対応するしかないけど、基本的には魔デッキ自体打てずに腐らせたり打つために構築を歪ませてしまうリスクを抱えたカードで安定感が無い。
どちらが強いかというと、メイン黒角笛の流行り方とか、ライオウの多さとか、サイドラとか畳返しとか微妙な流行りカードの違いで逆転するレベルのバランスだと思う。
ということで、両方上手く使えるようにしておいて環境に刺さってると思う方を選ぶのが良いと思っている。
まっさらな状態で練習ならどちらかというと、TGガジェの方が勝ち方がわかりやすくて始めやすい気はする。逆に流行りすぎて相手も対処法を知っているということもあるかもしれないけど。
自分はしばらくは本命を定めず両方のプレイのレベルアップをしていこうと思う。
ではまた。
引用元
使用デッキ:TGガジェ
— アイス (@Akiaki2569) 2023年11月12日
予選
先 カエル帝〇〇
後 HERO〇×〇
後 ジャンド〇×〇
後 TGマシンガジェ〇××
先 代行天使〇〇
先 ドラグニティ〇×〇
決勝トナメ
先 HERO〇〇
後 ジャンド〇××
ベスト8
6-2 pic.twitter.com/XwFbDflkVn
第14回 寒波亭
— 寒波亭運営(1103環境)@1月6日チーム戦 (@kanpatei1103) 2023年9月17日
ベスト4 おすな亭
A fumi TGガジェ
B おすな 兎ラギア
C いっとー TGガジェ pic.twitter.com/FRsEQvxgp4