読んだ本9冊目 文章力の基本

発行:2009/8/1

著者:阿部 紘久

 

紹介

良い本でした。

侮りがちな小学生レベルの話も含めて、文章をわかりやすく書くために意識すべき基本の考え方を明らかにして、例文とともにまとめています。
もちろんこの本自体がわかりやすい文章で書かれているので、ストレスなくすらすら読めます。
「文章をわかりやすく書けるようになりました!」と言える程の勇気はありませんが、前より良くなったと思います。
 

意識しようと思ったテクニック

  • 枝葉ばかりが見えて、幹が見えない文章になっていないか?
  • 文章の主役は早めに書いてしまう。
  • 読点は意味の切れ目に打つ。
  • ひらがなばかり、漢字ばかり、カタカナばかり続く場合に読点を打つ。
  • 読点で意味の固まりを分断しないように気を付ける。
  • 1文はなるべく同じ主語で書き、省略された主語を文の途中で変えない。
  • 抽象化された概念だけで共感を呼ぶことは困難なため、具体的なエピソードを使う。
  • 感動を押し付けず、事実を淡々と述べることで、読み手自身に感じてもらう。
  • 強調する言葉「とても」「本当に」などを連打すると、読者の気持ちが追い付いてこない。
  • 読み手の予想を裏切らない。話がつながらないときはガイドする。
  • 読み手の立場を想像する。

特に読点の打ち方は今まで全然自信が無かったので、この本を指標に見直していこうと思います。
今まで自分の文章は読点を打ちすぎてるんじゃないか?と不安だったのですが、本当に打ちすぎていたようです。

 

文章を書くのに時間をかけてもいい

コラム5で、「文章を書くのが遅い」という反省に対して、若いうちは時間をかけてあれこれ試行錯誤している過程に意味があると説いています。
「仕事のスピードは問題の本質、勘所をつかむことに関係しているので、器用に俊敏に立ち回ろうとするよりも、問題を正面から受け止めてじっくり取り組むように努めた方がスピードUPしやすい。若いときに要領よくこなそうとしすぎると、いつまでたっても拙速から抜け出せない。」と仕事論にもつなげています。

僕の実体験からもこの仕事論には納得なので、今この瞬間に書くのが遅いことはあんまり気にせず、今悩むことで次回以降スピードとクオリティをアップできそうか?を意識していこうと思いました。

 

想像力が重要

コラム6で、「やさしさ」「思いやり」よりも、他人の立場に身を置いて相手を理解しようとする「想像力」というフレーズが引用されて出てきます。
これは良い言葉なので意識しようと思います。

 

他のコミュニケーション本と共通する内容

書かれている中で、今まで読んでお気に入りだった営業の本や交渉術の本でも出てくる内容がありました。文章を書くことも、営業したり交渉したりすることも、どれも対人コミュニケーションなので通ずるところがあるんだなと感じました。

・アピールしようとせず、事実を並べて相手に判断を委ねる。

・相手に話を聞いてもらう障害になるため、相手が気にしそうな内容は先に話してしまう。

・共感を呼ぶために具体的なエピソードを使う。

これらはいろいろな良書に出てくる概念なので、重要度が高そうです。

okami-no.hatenablog.com

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