最近ガジェットの強欲で謙虚な壺とデッキの枚数で悩んで確率計算をしていました。
概要 ガジェットのデッキ枚数について
通常のデッキは目当てのカードを引く確率を上げるためにデッキ枚数を最小限の40枚にして組まれることが多いですが、ガジェットはガジェットが被ると弱いので被る確率を落とすためにデッキ枚数を多くする考え方で組まれることも多いです。
ガジェットのデッキ枚数に応じた初手率はいろいろなサイトで紹介されていて、自分も参考にしています。
例
今回はこの表に強欲で謙虚な壺も絡めて自分の視点で加工してまとめた内容をシェアします。
強欲で謙虚な壺が絡んだ場合の初手ガジェット率
※計算方法
計算には最近知った金謙確率計算機というツールを使っていて、白地の数字はツールで出した値。青地の数字はそれを足し算引き算して自分がまとめた値です。
表のまとめ方の解説
寒波亭ルールの1103環境で役立つ見方をしたいです。
1or2ガジェ率
ネットでは1ガジェ率に注目されることが多いです。しかし欲しい手札は1ガジェだけではなく、9ガジェなら2ガジェも0ガジェよりは強い手札だと思っています。
そのため、1or2ガジェ率に着目しています。
ただし、2ガジェの強さは流行っているデッキや罠に依存するので常にあらゆる対面でそうであるというわけではありません。
また、6ガジェでガジェットが被るとガジェットをサーチできる回数が減ってしまうので、6ガジェなら2ガジェより0ガジェの方が好ましい場合が多いとも思っています。
ついでに、ただ100%から引き算しただけですが、0ガジェor3ガジェ以上をパッとしない手札として見える化しています。
0~4ガジェ以上率
ざっくりした1or2ガジェ率以外に詳細ももちろん意識が必要です。
2ガジェも強い手札だから1or2ガジェに着目すると言いましたが、1ガジェがもっと強い手札なのは変わりません。
3ガジェまでは相手の手札がちょっと弱ければゲームになりますが、4~6ガジェは相手の手札も相当弱くないと勝てないので、4~6ガジェの確率はまとめて足し算して4ガジェ以上の確率としまっています。
デッキ枚数と謙虚枚数を変えた時の確率の差に着目
謙虚0枚と1~3枚のガジェ1or2ガジェ率の差
謙虚0枚→1枚で1ガジェ率が2.29%、1枚→2枚で1.9%(引き算した)、2枚→3枚で1.58%変わります。(デッキ枚数が増えると微妙に変わる)
初めて自分はこの確率を計算したのですが、思っていたより謙虚の枚数で初手ガジェット率が変わるなという印象を受けました。
※ただし謙虚3枚にすると謙虚被り率が上昇し、2ガジェは2ガジェでも加えて謙虚も被って冴えない手札になっている場合が発生します。詳しくは後述します。
デッキ枚数の変化とガジェ1or2ガジェ率の差
デッキ枚数による初手1or2ガジェット率の変化は謙虚の数の変化に比べると緩やかに感じます。
デッキ枚数が多くなる程、デッキ枚数を1枚変える重みが増しますが、それでも44→45枚で0.40%の変化ですし、謙虚0枚で40枚の時より謙虚1枚で45枚の方が初手ガジェ率は高くなります。
またデッキ枚数を少なくする背反は3ガジェ以上になる確率UPですが、以下のようになります。
3ガジェ以上率
デッキ枚数を減らすと初手ガジェ1or2枚率の上昇以上に3ガジェ以上率がUPします。
そしてデッキ枚数が少ない程1枚枚数が変わる重みは大きいです。
そう考えると今よく見られるデッキ枚数43枚、44枚のガジェットは、デッキ枚数を増やしすぎずに枚数を増やす恩恵を上手く得られていそうな気がします。
謙虚重複率に着目
強欲で謙虚な壺の枚数が初手ガジェ率に思ったより利くぞ!という話を前の章でしましたが、見落としてはいけないのは謙虚が重複する確率です。
良い手札としてガジェ以上の確率を省いて1or2ガジェ率に注目しているので、2ガジェだけど謙虚がかぶっている重たい手札を良い手札としてカウントしたくありません。
1ガジェで謙虚2枚かぶりは他の手札と対戦相手によりますが、許容範囲なことが多いので目を瞑ります。
普段なら0.〇%の確率まであまり気にしませんが、今議題にしている謙虚を増やすことによって1or2ガジェが増える確率もそのレベルの話なので今の議題で無視はできません。
謙虚の数を0枚→1枚、1枚→2枚、2枚→3枚に増やした時の確率に注目し比較します。
先ほど計算した2ガジェ2謙虚を引き算してみます。
謙虚が使えなくなるライオウ、謙虚を2回打てる猶予がない対面と当たる割合は環境によるので、0ガジェよりは2ガジェ2謙虚の方が良い対面とそうではない対面があるはずです。これを見てどう判断するかは環境によるでしょう。そして、これ以外にも計算に盛り込んでいない考慮するべき要素は多数あります。ひとまず謙虚3枚で手札の質が良くなる確率は単純計算で求まりません。
まとめ
今回初手率しか計算していませんが、2ターン目以降に1ガジェになる確率、2ターン目以降にガジェットが重複する確率を考えると、この表で冴えない手札とされている0ガジェが2ターン目以降に良い手札に化けたり、2ターン目以降に2ガジェが悪い手札に変ったりします。
そのため、この表は不完全でこれに捉われるのは良くありません。
また、先にも書きましたが相手によってはライオウが来たり、謙虚を打つ猶予が無かったり、2ガジェすらかぶりが厳しかったりします。
さらにガジェット以外にもモンスターは入っているので、0ガジェ、1ガジェ、2ガジェの中にも強い0ガジェ、弱い1ガジェが存在します。
現地現物で実際に対戦して得た経験を大事にした方が間違いないでしょう。
今回はこの計算に加えて明日の大会後に書くであろう別の観点も取り入れてデッキを組んでみました。はたして何枚のデッキになっているでしょう?
※派手に計算ミスしてたらコメントで教えてくださいm(__)m