第15回寒波亭に出てきました~
惨敗したけどここ1,2か月使っていたデッキについてまとめます。
戦績
Xセイバー@パルとこさん 先〇××
ヴァルハラ天使@だいすけさん 後〇〇
マシンガジェ@しぶやさん 先〇×〇
ラヴァル@waonさん 後〇××
ヒロビ@グリニャールさん 後××
カオスジェネクス@以外さん 後〇××
2-4
こんなはずでは無かったんですが( )
コンセプト
デッキのコンセプトについて書いていきます。
初期コンセプト
くりすまさんが10/7の第一回難波レガシー杯(代償3枚の大会)で使用したデッキをベースにしています。
くりすま on X: "今日使用のTGガジェット 供養 https://t.co/vRv3jiVvUI" / X
TGガジェットの強みの1つはナチュル・パルキオンやトリシューラを簡単に出せることですが、その攻め方に寄った構築にすると、どうしても警告や黒角笛、ライオウが重いです。
ラッシュライノをストライカーのサーチ先と捉えて入れている人が多いと思いますが、TGガジェメタを重く受けないパワーカードとして素引きを評価して大量に入れて、トリシューラを出すためのTGワーウルフを抜いてしまったのがくりすまさんの構築です。
また、地砕きもシンクロせずに攻める方針に貢献していて、このデッキのキーカードです。(相手の高打点モンスターをシンクロ召喚でしか越えれない構築だと、罠をもらう可能性があってリスキーな場面でもシンクロ召喚せざるをえなくなって神の警告が重くなってしまいます。)
調整の結果、TGワーウルフはやっぱり必要ということになってTGラッシュライノは減りましたが・・・。
デッキ枚数を少なくしている理由
TGガジェットはガジェットの被りを抑えるためデッキ枚数43枚や44枚で構築されることも多いデッキですが、今回はデッキ枚数少なめで組んでいます。
デッキ枚数を少なくする一番の理由は替えの効かないパワーカードの価値を重く見ていて引ける確率を上げたいからです。
各対面で有効なカードは変わりますが、メインデッキではブラックホール、トラゴエディア、血の代償+貪欲な壺、精神操作、神の警告、激流葬、サイドデッキではサイバー・ドラゴン、DDクロウ、パペット・プラント、ヂェミナイ・デビルあたりが対戦のキーになる替えの効かないパワーカードだと考えています。
対ビートデッキ対面はデッキ枚数多めでも良い(どころか組み方によっては戦いやすくなることもある)と思うのですが、カラクリや六武衆相手はデッキ枚数を抑えて限られた有効なカードを引く確率を上げた方が勝ちやすいんじゃないかと思っています。
パワーカードとして挙げたカードの中には、人によってはデッキから外していたりサイチェン後に僕が入れる対面でも抜いていることがあるんじゃないかと思います。
それを入れているというのが今回のコンセプトの重要な部分なので、各対面でどのカードがキーになってくるか書こうと思います。
各対面でキーになるカード
vsカラクリ
試合を左右するパワーカード
精神操作、ブラック・ホール、激流葬、神の警告、血の代償
サイド後:サイバー・ドラゴン
これらは先攻でも後攻でもフル投入しています。サイバー・ドラゴンはちゃんとキメラテック・フォートレス・ドラゴン(キメフォ)を2枚入れておかないと逆にお荷物になることも多いので、キメフォが2枚ある前提でこの位置に来ます。
(神の警告、激流葬、血の代償は後手だと七つ道具で弾かれたり、あまり活躍しない試合展開になることも多いですが)
vsカラクリの神の警告について
カラクリ相手の警告はシンクロを止められるのが強い~というわけではなく、他の罠にムラがあって頼れる罠が少ないので相対的に重要度が高くなります。
黒角笛や次元幽閉などと違って、シンクロモンスター、壱七七、下級カラクリのどこにでも当てられるのが強みです。黒角笛だと七つ道具やトラップスタンを引き込むまでシンクロせず下級で戦うことでケアされてしまい、次元幽閉だと下級ビートは防げるけどシンクロ召喚や壱七七からの新書が素通りしてアド差を広げられてしまいます。
これ1枚で勝とうとは思っていませんが、デッキ枚数を抑える動機の1つになっています。
vsカラクリのサイバー・ドラゴンについて
普通の構築だと黒角笛や奈落で防がれてしまうのでそんなに信用できません。
てきとうに下級を吸う使い方も強いですが罠で弾かれて何も仕事しないことが多い点、被るとキメフォがエクストラデッキにいなくなって2枚目が腐るリスクがある点を考えてあんまり強い印象を持っていないプレイヤーも多いと思います。
しかし3枚入れてキメフォも2枚にして、さらにラッシュライノやブレイカーなど他の奈落に弱いけど通るとゲームを作れるタイプのカードを増量すると話が変わってきます。
サイドラが罠を踏んであっさり散っても、サイドラ2枚目を含めたその後の攻めにつながるので罠を踏むことに意味が生まれますし、キメフォが2枚入っていることで気軽に下級を吸う使い方をしやすくなります。
さらに、TGガジェとサイバー・ドラゴンの相性はとても良いです。
・奈落角笛をケアしてサイバー・ドラゴンを裏守備セットしやすい
TGストライカー、血の代償で召喚権を使わずにモンスターを用意できます。
相手が奈落や黒角笛、警告を頼ってブレイやブレイドを並べている時は生贄セットすることで罠をすり抜けて切り返しができます。
・3000キメフォを作れる
ブレイド+ナチュビとかブレイ+ランドオルスとか機械族以外で攻撃力2000以上のモンスターを出されるとサイバー・ドラゴンが大して活躍しない状況になります。
ガジェットなら自分のガジェットを巻き込んで吸収することでキメフォの攻撃力が3000になってそれを突破できます。
流石に罠をもらってしまうことが多いですが、相手のブレイドやブレイを消して次のターンでKillされないようにしつつ罠を1枚剥がせているので、他のデッキなら負けてしまう場面で次のターンストライカーなどで返せる可能性を残せます。
他にもカラクリ相手で意識することはあって、砂塵の大竜巻やブレイカー、七つ道具、地砕きも枚数の意識が必要ですが、キーになるカードはこのあたりの認識です。
vsTGガジェット
試合を左右するパワーカード
トラゴエディア、ブラックホール、精神操作、神の警告、血の代償
環境によって変わると思いますが、このあたりをキーになる存在と捉えています。
ただし、神の警告はライフが重いので後手だと相手のプランによっては抜いて、他のトリシューラを止められる罠に変えることもあります。
貪欲な壺、盗賊の七つ道具、地砕き、ラッシュライノなども引きすぎると弱い場面もありますがキーカードになり得る存在です。
※そもそもTGガジェットミラーは普段の調整でそこまで勝ててないんですけど
vsTGガジェットのトラゴエディアについて
ガジェットが被っていて質の悪い手札の時にとても輝きます。
ブリューナクで戻されても問題ないので、序盤にパルキオンで倒せない打点で出すとそのまま1枚で勝ててしまったり、相手のガジェットを奪って一気にライフを詰めたりできます。
ゴーズと違ってレッドガジェットをグリーンガジェットで殴る・・・などの相手の自然なプレイに反応して出せるし、相手の思考の間などでトラゴエディアに勘づいて殴らないプレイをしようにもそれは=ガジェットを場に残してしまうことになります。
ガジェット被りしていない時は浮いてしまうこともありますが、被ったガジェを上手く活用できてしかも強いトラゴエディアは重要な存在です。
そして、これに対抗できる地砕き、精神操作の評価も高いです。
vsその他
今回意識してやり込んでいた対面はカラクリとTGガジェットなので細かい説明はここまでにしておきます。
あと六武衆に対しても神の警告と激流葬以外の一般的な罠が使いづらく、パペットプランを引きたいのでデッキ枚数少なめが良さそうです。
HEROビートやラギア、ジャンドには警告、激流葬以外にも有効な罠を入れようと思えば入れられるので、デッキ枚数多めで罠を寄せても良いかもしれません。
強欲で謙虚な壺を減らす
最初は謙虚3積みでデッキ枚数41枚にしていました。
前に記事で書きましたが、くりすまさんとのミラーマッチで2勝9敗というとんでもない戦績になった時期があって、その時のくりすまさんは謙虚0で、自分は謙虚3でした。
対戦を振り返るとプレイが極端に下手というよりは、こちらは謙虚が被って出遅れたり、謙虚で加えたせいで罠が素引きするより機能しづらくなっていたり、試合途中に謙虚を引いて発動できずに持て余したりしている試合があるのに対して、向こうはそれがなくてその差で負けている感覚がありました。
ということで今回被らせないために減らしています。
一時期1枚まで減らしていましたが、確率計算をしたところ謙虚1枚と2枚で思ったより初手ガジェ率に差があったので2枚にしました。
確率計算の記事では他にもいろいろ書いていますが、この構築で参考にしているのは謙虚の数とガジェ率、謙虚被り率の関係だけです。
カラクリを意識して組むならデッキ枚数を減らしてサイドにサイバー・ドラゴンを3投して壱七七を倒せるモンスターを採用することが必要だろう・・・をベースに謙虚の数を調整してこうなりました。
ラッシュライノと謙虚の関係性
ちなみに謙虚を減らす時はラッシュライノやトゥルース・リインフォースを減った枠に入れるように意識します。
謙虚が一番輝く時はゲーム中盤に地砕きやブラホ、貪欲な壺を持ってくる時で、初手だとガジェットを加える時です。なので、謙虚の枠は半分初動のモンスター枠として見ています。罠や魔法を加えるとケアされる分、大抵素引きより威力が下がります。
デッキのモンスター比率のバランス的にはラッシュライノと謙虚は同じ枠を取り合う関係になっています。
おわり
今回は練習不足というよりも本番での集中力不足が敗因だったと思います。
序盤で2敗した時点で決勝トナメにいけないので、ヒロビと以外さん相手は良いとして、特にvsXセイバーとラヴァル戦は勝ちたかったですね。
けっこう際どい負け方でサイドチェンジをこうしてればいけてたかもな~と思うところがありました。
引用元
今日使用のTGガジェット
— くりすま (@xmas8787) 2023年10月7日
供養 pic.twitter.com/vRv3jiVvUI